皆さまいかがお過ごしでしょうか。
 秋田高専のホームページにようこそ。
 秋田高専の校長の高橋です。

 ゴールデンウィークも終わり、秋田高専の学生たちは、それぞれの学年やクラス、研究室で課題に取り組んでいます。

 高専卒業後の進路として、就職と進学の道がありますが、進学については、今から夏休み前にかけて大学での面接等の選考が行われます。
 5年生で大学へ進むことを希望する学生は、まず自らの志望の意志をしっかりと確認してから、進むべき大学の選考に臨むことになります。近年は、大学の研究室がホームページ等で教育研究活動についての情報を公開しており、多くの学生がインターネットでの情報収集からはじめて、その後に研究室を訪問するなどして自分の進路を決めています。
 自分のやりたい勉強ができるのか、研究室の雰囲気はどうか、また高専出身のメンバーはいるのか、などが学生にとっての関心事項となりますが、高専から大学に進むことを希望する学生は、ほとんどが博士課程まで進むことを希望しています。高専で5年間の勉強を積み重ね、指導教員の研究室に所属しての卒業研究の経験もしますので、研究活動に対する強い関心と憧れがあるのでしょう。
 なお、本科の卒業生は、高専の専攻科で2年間の勉強を続ける道もあります。専攻科を卒業すると学士の学位を取得することができます。専攻科卒業後は学士として、就職または大学院の修士課程への進学の道を選ぶことになります。

 就職する学生にとっては、昨今の就職状況は極めて恵まれており、むしろ恵まれすぎていて心配になるくらいです。
特に秋田高専は、グローカル人材育成会という200社をこえる企業が会員となっている支援組織があり、就職に関しても全面的にバックアップしてくれています。
 学生は、このような企業の方々からの支援に感謝の気持を忘れないようにしなければいけません。多くの企業が秋田高専を選んで求人を出してくれる、説明会やインターンシップのチャンスを与えてくれる。企業の皆さんは、経費をかけて、労力を割いて秋田高専の学生のために活動してくれているのです。高専を卒業して社会に出るわけですから、高専生として、その第一歩として、素直な感謝の気持を忘れないでください。

 秋田高専では、学生に広く実社会に目を向けて経済社会の実際に触れ、よりよい進路選択ができるように、いわばキャリア教育の一環として、グローカル人材育成会との協力のもとで説明会やインターンシップを設定し、特に地元の秋田の企業に学生が目を向けることができるように工夫しています。
 6月5日に、50社ほどの参加企業を得て3年生4年生を対象とした「県内定着キャリアプランFes」を開催することになっています。
ご参加いただける企業の皆様に心から感謝を申し上げます。

 学生募集の関係ですが、早めに中学3年生に秋田高専に触れるチャンスを用意するために、今年度から5月から学校説明会を定期的に毎月開催することとしています。
 先日の第1回の説明会には、10組ほどの中学3年生と保護者の方にご参加いただきました。ご来校に心から感謝いたします。ありがとうございました。
 中学3年生が実際に進路を定めるのはまだ先のこととは思いますが、秋田高専では、入試の情報を年度当初から公表するとともに説明会を開催しておりますので、ご関心をお持ちの方は、ぜひご参加いただければと存じます。
 また、高専というものを「みてみたい」という方も、この際ぜひ説明会にいらしていただけたらと存じます。中学生の進路としての高専は、高校に比べればごく小さな割合になりますので、実際に高専がどんな学校であるか具体的なイメージをお持ちでない方も多いと思われます。秋田高専は説明会への参加を大歓迎いたします。

 秋田高専の情報を県の内外に発信していくためには、やはりインターネットを使っていくことが一番便利かと思われます。
これからも本校のホームページに、なるべく早く、なるべくわかりやすく、という考え方でお知らせを掲載いたしますので、どうかよろしくお願いします。