皆さまいかがお過ごしでしょうか。
秋田高専のホームページにようこそ。
秋田高専の校長の高橋です。
10月26日(土曜日)と27日(日曜日)に、秋田高専の高専祭が開催されました。
多くの方にご来場をいただき、まことにありがとうございました。
秋田高専の高専祭は、打ち上げ花火で締めくくるのが恒例となっております。地域の方々のご理解を賜りまして、花火も含めて無事に高専祭を実施することができました。
改めまして、ご理解とご協力に心より感謝申し上げます。
高専祭にあわせて、秋田高専の創立60周年を記念した植樹を行いました。
昭和36年に高専制度が発足し、順次全国に国立高専が整備されましたが、秋田高専は第三期の整備として昭和39年に創立されました。東北地方では、一関高専が秋田高専と同期の三期校となります。
それ以来、様々な方々のお力をいただきまして秋田高専は現在に至っております。
心から御礼を申し上げたいと思います。
秋田高専では学生を前面に出して、いろいろな経験を積ませる工夫をしております。
例えば、先日の「第3回北東北地区大学高専交流会」で秋田高専専攻科1年の細川遥花さんが優秀賞を獲得しましたが、研究成果を学会等で発表することも高専教育の重要な一部です。
そのような考え方にたって、記念植樹もあえて学生が主役である高専祭にあわせて設定し、学生代表も参加した植樹式といたしました。今後の秋田高専のあるべき姿を想像し、「ナナカマド」を植樹いたしました。
「ナナカマド」は、牧野富太郎博士によれば「材ハ燃エ難ク、竈ニ七度入ルルモ尚燃残ルト言フヨリ此和名ヲ得タリト伝フ。」とのこと。まさに風雪に耐えてあり続けるべき秋田高専にふさわしい植樹となったのではないか考えております。
創立60周年を迎えた秋田高専です。
遅ればせながら、秋田高専、函館高専、八戸高専の三校で、風力発電を切り口として新しい産業を切り開いていける人材を育成するプロジェクトを開始いたします。
これは、資源エネルギー庁からのお声掛かりで、国立高専の本部である高専機構のコーディネートのもとで行う事業です。
60年間育てていただいた秋田への恩返しのつもりで、来年度からの事業の準備を進めています。
これからの秋田高専への一層のご指導とご支援を賜りたく、改めて御礼とお願いを申し上げます。