2025年9月8日(月)から12日(金)までの5日間、秋田県内の秋田市、男鹿市、由利本荘市、能代市、にかほ市を会場に、「洋上風力発電を活用した地域活性化を目指す~学生ワークショップ」が開催されました(主催 : 「洋上風力発電あきた学生ワークショップ2025」実行委員会 )。ワークショップには秋田県内外の大学生等が参加し、本校からは風力発電専攻ゼミの学生8名が参加しました。本ワークショップは、洋上風力発電事業が進行する地域において、学生が主体となり、「事業化後の展開」と「地域共生」のアイデアを議論し、地域活性化の方向性を提案することを目的としています。
参加学生は5人程度のグループに分かれ、「理解醸成と社会受容」「漁業共生」「地域経済活性化」といった具体的なテーマに取り組みました。ワークショップは初日を秋田市で迎え、企業や行政の方から県内の風力発電をめぐる現状の講演があり、その後グループ毎にワークショップの目標を定める議論を行いました。2日目以降、能代市では企業や漁業関係者からのセミナーを受け、由利本荘市では現地見学や講演会に参加するなど、現地視察を通じて洋上風力発電の現場を肌で感じ、地域が抱える課題や期待を深く学びました。その後、4日からは秋田市に移動し、企業交流会を経て、各自の専門分野の視点を持ち寄り、提案に向けた集中的なグループディスカッションを重ね、最終日には、関係者に対して各チームの提案を発表しました。
参加した学生からは「様々な立場の事業者の方、関係者のリアルな話を聞くことができたことや、実際に風車や関連施設を見ることができ有意義だった。」「普段関わることの無い大学生の方々と関われたことや、風力についていろんな企業の方や漁業者目線の話を聞けた点がよかった。」といった感想が寄せられました。メンターとして参加した本校教員も、「大学生や大学院生と臆することなく堂々と議論を交わし、自信を持って発表する姿がとてもよかった」「学生もとても刺激を得たようだ」との感想を述べていました。秋田高専は、今後もこのような取組みへの参加を通じて、洋上風力発電分野における地域貢献と、次世代人材育成に貢献していきます。
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