2026年1月14日(水)、ECOWIND会員企業である深田サルベージ建設㈱様、基礎地盤コンサルタンツ㈱様による出前授業を実施しました。
 この授業は、土木・建築系3年生を対象に実施し、配信を通じてCOMPASS5.0風力分野の拠点校、実践校、協力校、ならびに協力教員在籍校にも共有されました。

 授業では、まず基礎地盤コンサルタンツ㈱様より、「洋上風力発電事業と地質調査の役割」をテーマに、再生可能エネルギーとして注目される洋上風力発電の仕組みや日本のエネルギー事情、そして安全な発電設備に欠かせない地質調査の重要性について学びました。日本は地震や火山が多く地盤が複雑なため、高精度の調査が必要であることが示され、具体例を交えて説明されました。さらに、ボーリング調査や海底の音波探査、無人水上艇(USV)による最新の調査技術など、普段触れることのない現場の工夫や先端技術についても紹介されました。

 続いて、深田サルベージ建設㈱様より、洋上風力発電を支える「海底地盤調査」の最前線についてご講義いただきました。冒頭では、同社が海難救助や海洋土木、海底資源調査など幅広い海洋事業を手掛けてきた歴史が紹介され、海で培われた技術が洋上風力でも重要な役割を果たしていることが示されました。次いで、地盤調査船「POSEIDON 1」や海底着座型ドリル「新潮丸」「Unicorn 1」などの調査機材が紹介され、波や風の中でも正確に位置を保つDPS(定点保持システム)や、地盤の強さを連続的に測定するCPT(コーン貫入試験)など、高度な調査技術が詳しく解説されました。普段知る機会の少ない海洋調査の技術と現場の工夫を理解する貴重な学びとなりました。

学生の感想 :
・地盤調査を行うときに船の中で具体的にどんなことをしているのかを知ることができた。
・秋田の洋上風力発電の促進内容や、ボーリング作業等を分かりやすい説明と動画で理解することができた。
・コーン貫入試験は授業で習って知識はあったけれど、実際に動画を見たことはなかったので、今回動画を見て理解することができました。
・建築の会社でも海洋研究に携われているということに驚きました。
・風車が技術の進化とともに東京タワーに匹敵するほど大きくなっていくことが印象に残った。

本出前授業は、国立高等専門学校機構が実施するCOMPASS5.0再生可能エネルギー分野(風力)の事業として、ECOWIND様の全面協力により実施したものです。

COMPASS5.0再生可能エネルギー分野(風力)についてはこちらをご覧ください。
https://www.akita-nct.ac.jp/compass/