2026年1月29日、いであ㈱様による「環境アセスメント」をテーマとした出前授業を実施しました。
 授業では、近年導入が進む洋上風力発電を題材に、環境影響評価における着眼点や検討手法を学ぶとともに、グループディスカッションを通して実際に評価項目を考える実践的な内容が行われました。

 前半では、講師の方から、2040年のエネルギー需給の見通しや、日本における洋上風力発電導入の現状、秋田地域が持つポテンシャルなどについて、具体的なデータや図表を交えながら説明が行われました。また、騒音、景観、生態系、水中音など、多岐にわたる環境影響の考慮事項について、それぞれの評価方法や現場での工夫が紹介されました。

 後半では、学生が5つの班に分かれてグループディスカッションを行い、洋上風力発電所の建設にあたり、どのような環境影響が懸念されるかを自ら検討しました。沿岸部と沖合部の違いや、鳥類・コウモリ類・海棲哺乳類など生物への影響、騒音の距離減衰、景観への配慮、海藻や藻場などの水中環境など、多様な観点から議論が深まり、学生同士が積極的に意見を交わしていました。班ごとの発表では、優先すべき評価項目を理由とともに示す場面も多く見られ、実務に近い形で環境アセスメントを体験する機会となりました。

学生の感想 :
・アセスする際には 1つの視点ではなく様々な視点から捉える力が重要であること、更にどうすればいいか考える方法について理解できた。
・景観への影響を重視してしまうが、風力発電を取り入れた新たなまちづくりの考え方が必要であるということ。騒音問題であっても、実際には距離が離れるとそれほど大きな騒音にはならず、地域住民によく説明することで理解してもらえるだろうということも分かった。
・グループディスカッションもあり積極的に参加しやすかった。
・普段考えない洋上風力発電の環境影響について自分たちの力で考えることで、とても身についた。
・風車のことをよく知ることができ理解を深められ、楽しく講義を受けられた。

本出前授業は、国立高等専門学校機構が実施するCOMPASS5.0再生可能エネルギー分野(風力)の事業として、ECOWIND様の全面協力により実施したものです。

COMPASS5.0再生可能エネルギー分野(風力)についてはこちらをご覧ください。
https://www.akita-nct.ac.jp/compass/