3月1日から5日までの5日間、本校では台北や台南を舞台に、日系企業の工場見学や異文化体験を行う台湾研修を実施しました。5日間の全行程を終えた学生たちは、海外での経験を通じて視野を広げ、エンジニアとしても一人の人間としても大きく成長して秋田へ帰国しました。

台湾研修の概要

渡航期間 :令和8年3月1日(日)~3月5日(木)
派遣人数 :18名(男性10名、女性8名)
引率教員2名
宿泊場所:グリーンワールド 林森
工場見学:ZACROS台湾工場

研修日程

日程主要な研修・体験研修の趣旨と学生の成長ポイント
第1日
3月1日(日)
秋田から台北へ秋田空港からタイガーエア台湾の直行便で出発。
第2日
3月2日(月)
九份での異文化理解歴史的な街並みを散策し、伝統的な茶芸を体験。
第3日
3月3日(火)
ザクロス台湾工場見学台湾新幹線で台南へ移動し、日系企業の最先端現場を視察。
第4日
3月4日(水)
歴史探訪と経済体験世界4大博物館の一つである国立故宮博物院で歴史を学び、夜の士林夜市では現地の活気ある経済を体感。
第5日
3月5日(木)
帰国・振り返り早朝に台北を出発し、昼過ぎに秋田空港へ帰国。

「観光」ではなく「研修」― 目的は次世代グローカル人材の育成

 今回の研修の主眼は、地域に根差しつつ世界で活躍できる「グローカル人材」の育成にあります。単なる観光旅行ではなく、海外で展開する日系企業の現場を直接学び、異文化や異なる商習慣を肌で感じることを目的としています。学生たちは「団体研修である」という自覚を持ち、事前の下調べから現地での行動まで、高い志を持って取り組みました。

卒業生も活躍する最先端の現場!ザクロス台湾工場を見学

 研修の目玉となったのは、3日目に訪問した「ザクロス台湾」の工場見学です。学生たちは、精密コーティング技術や医療用包装材などを製造する高度な技術を学びました。専用の無塵服に身を包み、空気の清浄度が厳格に管理された「クリーンルーム」へ入室する体験も行いました。
 現場では本校の卒業生が案内役を務めてくれ、世界を舞台に活躍する先輩の姿に、学生たちは将来の自分を重ね合わせていました。

地下鉄は飲食禁止!? 学生たちが驚いた「台北の常識」

 台北市内では、世界四大博物館の一つである国立故宮博物院や、映画の舞台としても有名な九份(きゅうふん)、活気あふれる士林夜市などを訪問しました。

 MRT(地下鉄)での飲食禁止ルールや、キャッシュレス化が進む現地の決済事情など、日本との違いに驚く場面も多々ありました。しかし、学生たちは自分たちで情報を調べ、積極的にコミュニケーションを図ることで、次第に現地の環境に適応していったようです。

帰国後のアンケートから

 帰国後のアンケートでは、多くの学生が「自分の価値観が広がった」「自己肯定感が高まった」と回答しています。「日本で当たり前だと思っていたことが、海外では違うと気づけた」 「先生や先輩のサポートで、初めての海外も安全に楽しく過ごせた」 といった感想が寄せられ、多様な価値観を認める柔軟性や、未知の環境に挑戦する自信を身につけたことがうかがえます。

 今回の研修は、高専機構やグローカル人材育成会、後援会など多くの方々の温かいご支援により実現しました。秋田高専はこれからも、秋田から世界へ羽ばたく学生たちの挑戦を全力で応援していきます。

■本台湾研修の様子が分かる動画は、こちらからご覧いただけます。
 令和7年度秋田工業高等専門学校 台湾研修動画