2026年3月3日、秋田工業高等専門学校を会場に、「【高専での学びが真の人財を生み出すために】COMPASS5.0 再生可能エネルギー(風力)分野 教育内容・教材研究会」が、対面およびオンライン併用形式で開催されました。会には同分野の拠点校・実践校の教職員や協力教員、他分野の教員、さらには産業界の関係者など計26名が参加しました。
本研究会は、COMPASS5.0再生可能エネルギー(風力)分野において、2025年度に進めてきた教材開発および教育実践の成果と課題を整理するとともに、今後他高専へ展開することを見据えた教材・カリキュラムの在り方を議論することを目的として開催されました。
当日は、これまでの取り組みとして、ECOWIND企業と連携した出前授業や、インターンシップ、体験型教材の導入状況について、それぞれの実施目的と実施報告が行われました。続いて、風力分野の基礎知識をどの段階で、どのように学ばせるべきかについて、レベル別の教材構成案が示されました。現状では、風力に携わる実務者が執筆中の教材は一定程度整備されてきている一方、学習の動機付けを担うような初学者向けの導入教材や、風力に興味を持った学生が自学自習できるような基礎レベルの分かりやすい教材が不足していることが共通認識として確認されました。
また、高専本部学務参事の山本先生からは、商船高専における教材開発の事例が紹介されました。複数校の教員が連携し、「学生にとって使いやすく面白い教材は何か」を意識しながら、「何を必ず教えるか」を可視化したうえで教材を体系的に整備してきたプロセスが共有され、本分野の教材開発においても大きな示唆を得る機会となりました。
後半のディスカッションでは、COMPASS5.0再生可能エネルギー(風力)分野外部評価委員長を務める青森公立大学特別教授の本田先生をはじめ、参加者から多くの意見が寄せられ、教材開発は個別・断片的に進めるのではなく、人財像とスキルセットを起点に体系的に整理する必要があるという共通認識が形成されました。
本研究会を通じて、風力分野における人財育成を支える教育内容・教材開発の方向性がより明確となりました。今後も高専の強みを活かし、関係機関との連携を深めながら、実践的な人財育成に向けた取り組みを進めてまいります。
COMPASS5.0再生可能エネルギー分野(風力)についてはこちらをご覧ください。
https://www.akita-nct.ac.jp/compass/



