このたび、タイ高専(KOSEN KMUTT)から秋田高専に編入したカオパン君と、かつて同校に赴任していた横山保夫教員が、八戸高専で実施されているタイ高専の1ヶ月研修の様子を視察するため、7月3日(木)に八戸高専を訪問しました。
現在、タイでは日本型高等専門学校の教育制度(KOSEN)を導入した高専が2校(KOSEN KMUTTおよびKOSEN-KMITL)設立されています。秋田高専では、KOSEN KMUTT出身のカオパン君とKOSEN-KMITL出身のバイトゥーイさんの2人が、日本人学生とともに学生寮で生活しながら、日々熱心に学んでいます。
今回の訪問は、カオパン君のかつてのクラスメートであり、横山教員の教え子でもあるバイオエンジニアリング学科の学生たちが、八戸高専で実施されているタイ高専1ヶ月研修に参加するため来日したことから実施されたものとなります。カオパン君とタイ高専学生は、久しぶりの再会を果たすとともに、互いの近況を語り合い、また、覚えた日本語を披露しあいながら談笑し、とても有意義で濃密な時間を過ごしていました。横山教員は、来日して間もないながらも積極的に活動に取り組む教え子たちの様子に感心し、更に引率教員のNion教員(担任)や視察に訪れていたKOSEN KMUTTのWiwat校長から現在の彼らの様子を聞き、彼らの着実な成長を喜んでいました。
さらに、今年10月には、バイトゥーイさんの元クラスメートであり、野澤正和教員が現在赴任中のKOSEN-KMITLの学生10人が秋田高専にて1ヶ月研修を行う予定です。今度はバイトゥーイさんが、秋田で旧友と再会を果たす番となります。現在、タイ高専学生が実験・実習、日本学生との交流を通じて日本の高専での学びを経験できるよう、電気・電子・情報系が中心となって研修プログラムを準備しています。
今後も、秋田高専とタイ高専2校との交流の様子について、随時お知らせしてまいります。

