2026年9月16日(水)から27日(日)までの12日間、本校学生4名が参加する「モンゴル交流研修」を実施しました。本研修は秋田県立大学との共同プログラムとして企画されたもので、異文化理解や国際感覚の醸成、学術交流を目的としています。
 参加学生たちは、モンゴルの首都ウランバートルおよび第二の都市エルデネトを舞台に、多様な教育機関との交流や産業・文化体験を通して、かけがえのない学びの機会を得るとともに、深い友情を育む12日間となりました。

1. ウランバートル : 教育現場での学びと体験型科学実験の展開
 研修前半は首都ウランバートルを訪問しました。訪問先のひとつである「新モンゴル日馬富士学園」では、現地授業への参加や校内見学を行いました。また、本校教員による「体験型科学実験」の特別授業も開催され、学園の生徒たちは実際に実験を体験しながら目を輝かせて熱心に取り組んでいました。
 さらに、学園の給食で提供される牛乳の供給元である「ミルクファーム」も見学しました。日本の学校給食における牛乳の習慣に着目した同校理事長の日馬富士氏が、子どもたちの健やかな成長を願って取り組んでいる活動について知るとともに、日本とモンゴルの学校給食や食文化の違いについても学ぶ機会となりました。

小学生クラスの授業参観
体験型科学実験の様子
ミルクファームを視察

2. エルデネト:学生同士の深い交流と伝統文化の体感
 研修後半はエルデネトへと移動し、「エルデネト高専」を訪問しました。互いの学校紹介を通じてそれぞれの学びや文化への理解を深めたほか、現地学生による伝統的な踊りや音楽が披露されたコンサートを鑑賞し、モンゴルの伝統文化に触れ、その華やかな表現に大きな感銘を受けました。
 また、同じ工学を志す学生同士、授業への参加などを通じて交流を深めました。羊のくるぶしの骨を使ったモンゴルの伝統的な遊び「シャガイ」などを一緒に体験したり,スポーツを楽しんだりする中で、学生たちは自然と打ち解けていきました。言葉の壁を越えて無邪気に笑い合いながらゲームを楽しみ、国境を越えたあたたかな交流を深めることができました。さらに、モンゴルの伝統的な蒸し餃子「ボーズ」の調理にも挑戦しました。生地の包み方を教わりながら一緒に手作りし、出来立てを一緒に味わうなど、和気あいあいとした雰囲気の中で、学生同士の絆をより一層確固たるものにしました。

現地学生による伝統歌舞コンサートの鑑賞
現地学生と一緒に伝統料理を調理

 さらに、エルデネト高専の学生とともに遊牧民の伝統的な移動式住居「ゲル」を訪問し、中で温かい昼食をご馳走になったほか、広大な大自然の中での乗馬を体験するなど、モンゴルの伝統的な生活様式や自然観に直接触れる貴重なひとときを過ごしました。

伝統住居ゲルを訪問し記念撮影
大自然の中での乗馬体験

3. 圧倒的なスケールの鉱山見学
 現地企業見学では、モンゴル最大級のエルデネト鉱山および地元のカーペット工場を見学しました。特に鉱山ではダイナミックな発破の現場を見学することができ、果てしなく広がる大規模な露天掘りのスケールに学生一同、圧倒されました。モンゴルを代表する産業の一つである鉱業の現場を実際に見学し、世界の産業を支える資源や技術の現場を体感したことは、将来の技術者としての視野を広げる貴重な経験となりました。

露天掘りを眼下に見学
大型ダンプカーの前で記念撮影

4. 来年は秋田で会おうと再会を約束して
 滞在中、学生たちは日本語・モンゴル語・英語を交えながら互いの言語や文化を教え合い、国境を越えた深い友情を育みました。日を追うごとに言葉の壁を超えて心を通わせるようになり、帰国時には名残惜しさに包まれながらも、「来年は秋田で再会しよう!」と約束を交わしました。本研修は相互交流プログラムであり、来年度は秋田の地でエルデネト高専の学生たちを迎える予定です。
 充実感に満ちた12日間の研修を終え、学生たちは異なる文化や価値観に触れて新たな視点を得ることができました。ひとまわり大きく成長した学生たちの今後の活躍が期待されます。最後に、本研修の実施にあたり、多大なご協力をいただきました関係各所の皆様に心より感謝申し上げます。

修了証を受け取り、全員で記念撮影