秋田高専のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
校長の坂下です。
さて、10月に入り後期の授業も本格的に始まりました。
高専生の本分が勉強や実習であることは言うまでもありませんが、各種クラブ活動やコンテストが充実していることも、秋田高専の魅力となっています。
高専のコンテストと言えば、全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)が有名です。高専ロボコンは、既成概念にとらわれず「自らの頭で考え、自らの手でロボットを作る」ことの面白さを体験してもらい、発想する事の大切さ、物作りの素晴らしさを共有してもらう全国規模の教育イベントです。全国の高専学生が、毎年異なる競技課題に対し、アイデアを駆使してロボットを製作し、競技を通じてその成果を競うもので、2026年で39回目を迎えます。
2026年の競技課題は、「高専杯 雑巾投擲(とうてき)選手権」。固定バケツ、机、旗、移動バケツの4種類のゴールに雑巾を投げ合って得点を競う対戦型競技です。
秋田高専は、10月4日に八戸工業高等専門学校で行われたアイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2026(高専ロボコン)東北地区大会において善戦し、秋田高専Bチームは、見事旗に雑巾を掛けて高得点を獲得して会場を沸かせ、11月15日(日)に国技館で行われる全国大会への出場を決めました。
https://www.akita-nct.ac.jp/2026101401-2/
大会の様子は、高専ロボコン公式ホームページで紹介されています。さらに、東北地区大会の模様は、11月8日(日) 11 : 00~NHK総合テレビにて放送される予定(東北地方向け)です。未来のエンジニアたちの熱戦を、是非ご覧ください。
https://official-robocon.com/kosen/
一方、新しい高専コンテストも企画・実施されています。
全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(通称DCON(ディーコン))は、高専生が日頃培った「ものづくりの技術」と「ディープラーニング」を活用した作品を制作し、その作品によって生み出される「事業性」を企業評価額で競うコンテストで、2020年に第1回が開催されました。
https://dcon.ai/about/
DCONの実行委員長は、東京大学教授でAI研究者として有名な松尾豊先生です。
ウェブサイトのメッセージで、松尾先生は、DCONへの期待を、次のように述べておられます。
「高専から、世界で躍進する企業をものづくりに密着した「現場感のある」「実践的な」ディープラーニングの活用によって解決できる社会課題はたくさんあります。全国各地にある高専で、学生たちがディープラーニングを学び、新たなスタートアップが生まれ、投資資金が首都圏から流れれば、地方経済にとっても大きな刺激になります。また、地方にある優良なものづくり企業と連携していくことで、地元企業の底上げにもつながり、その先には世界で通用する企業が生まれてくるかもしれません。高専生自身が今の時代に自分たちのもつ潜在的な価値に気づき、自信をもって新たなイノベーションを生み出してもらいたいと思っています。」
秋田高専では、これまでDCONへのエントリー実績がありませんでしたが、今年は3チームが1次審査を通過しました。来年の本選まで道のりは長いですが、大きな一歩前進です。
https://dcon.ai/teams/
社会のイノベーションは、人材のイノベーションからはじまります。
秋田高専では、アントレプレナーシップ教育を強化し、学生の挑戦を支援してまいります。
秋田高専の先輩には、小型衛星による再突入技術を軸に、宇宙から地球への輸送サービス開発に取り組むスタートアップ企業「ElevationSpace」を20代で起業した小林稜平さん(ElevationSpace代表取締役CEO)がいます。
彼のあとに続く、秋田高専卒の起業家が現れる日も遠くないでしょう。
秋田高専で学んだ知識や身につけた技術、出会った人々とのつながりを武器に、秋田高専生が創り出す未来の産業に、ご期待ください。

