教員紹介

櫻田 陽

SAKURADA Akira
機械系 機械システムコース 准教授・博士(工学)
授業担当科目
基礎研究 工学実験Ⅰ 生産システム工学特別実験 他
所属学会・協会
日本機械学会、精密工学会、日本AEM学会
専門分野とこれまでの研究
専門分野は制御工学です。これまで、光ファイバー式非接触変位計、レーザースケール、フォースセンサーを使用し、駆動源に圧電セラミクス、積層型圧電素子、コイルを適用し、位置と力をフィードバックする機構やシステムの研究を行ってきました。高速で高精度な制御系を構成する場合、制御対象の剛性を高めなければならず、結果として共振ピークが高くなり制御が難しい機構となるケースがあります。その対策として、新たに粘弾性体と拘束板からなるダンパにより、共振ピークを抑制する機構を研究し、その成果の一部は製品の製造装置や解析装置に用いられています。また、ダンパを適用したことにより非線形の特性が現れたため、その改善方法として、Fractional Calculus といった現在進行形の数学の分野やその運動方程式の離散化およびコントローラ設計の手法について研究を進めています。
現在の研究テーマ
1. ダンパを適用し圧電素子と変位拡大機構を組み合わせたアクチュエータの位置決め制御に関する研究
2. 粘弾性体と支持機構を組み合わせたアクチュエータの力制御に関する研究
3. フィールド内の自律移動を実現する移動機構に関する研究
技術相談に応じられるキーワード
1. 位置決め
2. 振動制御
3. 圧電素子
4. Voice Coil Motor
5. 粘弾性体


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