教員紹介

山添　誠隆

土木・建築系　国土防災システムコース　教授・博士(工学)

専門分野とこれまでの研究: 実務では地盤設計、とくに軟弱地盤・土構造物に関することを専門として取り組んできました。具体的には、東北・北海道に広範囲に分布する泥炭性軟弱地盤の圧密沈下やせん断破壊の検討、およびFEM(有限要素法)を用いた地盤変形解析のほか、豪雨災害時の堤防性能照査、並びに地震時の土構造物の変形予測です。
研究に関しては、実務的見地から、FEMを用いた泥炭地盤の地盤変形解析の精度向上、時間予測がむずかしいと言われている圧密沈下に関する検討、近接構造物への影響検討、真空圧密工法やプラスチックボードドレーン工法に代表される近年施工実績が増大している軟弱地盤対策工の検討も行っております。加えて、近年では豪雨災害から地域を守るために、河川堤防の浸透照査にも取り組んでおります。